【散らないアクセルの開け方】初心者を脱却!ライディング講座⑫

第12回テーマ【散らないアクセルの開け方】

おはレーニア。えびです。

以前アクセルを開けろ!!にてサーキット走行での考え方をまとめましたが、今回は公道での初心者の方向けの基本に戻ります。ただ漫然とアクセルを開けていませんか?正しい開け方、ワインディングでの開け方、それを理解していれば安全に楽しく走る事が出来るようになります。

公道で走るにはアクセルワークが重要だと言いますが、何をどうすればよいのか?ここで考えてみましょう。

サーキットでのアクセルワークはまた異なりますが、基本的な扱い方は一緒だと思いますので、サーキットユーザーも是非ご覧ください。

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前回➡【リアブレーキの使い方/サーキット編】初心者を脱却!ライディング講座⑪

前置き➡【目線はコーナーの奥に】初心者を脱却!ライディング講座①

えびの呟き➡【違法?暴走族?】走り屋について


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⑫-1 : 正しくグリップを握ろう

初歩の初歩となりますが、まずはグリップの握り方を意識しましょう。正直に言うと、上半身の姿勢が出来ていればアクセルワークの基本はOKです。アクセルワークが苦手な方は姿勢が悪い方が多いので、なんとなく握ってる方、姿勢がおかしい方は意識して改善しましょう。

まず、身体の構造から考えてみましょう。リラックスして”気をつけの体勢”をしてみると、手のひらは身体側、若しくは少し前方を向いているかと思います。この姿勢が自然体勢であり、無駄な力が入らない事を表しています。そのまま両手を前に突き出してみると、手首にも肘にも無駄な力が入っていない状態となっているかと思います。

次に鉄棒をイメージして、肘を伸ばし突き出した両手を順手方向に捻ってみてください。すると、当然ながら腕の筋肉、肘の関節、肩甲骨に少なからず力が入るのが分かりますね? ノイズの話無駄な力はライディングの妨げになると話したかと思います。結果から言うと、鉄棒を順手で掴んでいるような姿勢でハンドルを握ると、無駄な力が入る為、非常に不安定で危険だと言うことです。グリップを正面から鷲掴みしている方は改めましょう!

理想的なグリップはどのような姿勢となるのか、実際にやっていきましょう。まずはエアーハンドルで試すのをお勧めします。実際のハンドルを握りながら行うと、無駄な力が入りますし、元々の姿勢に引っ張られてしまいます。

まず順手で肘を伸ばして握り締める、これが先ほどの鉄棒スタイルで一番悪い姿勢ですね。次に伸ばした肘を斜め下へ、肩甲骨を緩めて(だらしなく猫背のように)みましょう。関節は人間のサスペンションなので、楽にして常に動かせるようにしておきましょう。さて、肘と肩甲骨を緩めたら拳を見てみましょう。手のひらが少し内側を向いて、“ハの字”のようになり、一番リラックス出来る”気をつけの体勢”に近付いた姿勢となっているかと思います。

これを意識して、グリップは鷲掴みにするのではく、外から覆うようにホールドするのがよいです。単純に斜めから握った方がリストも大きく返すことが出来ますので、アップハンドルのバイクでは特に意識しましょう。セパレートハンドルのバイクは元々の垂れ角に沿うように握りますが、自分のフォームに合わせて調整するのも良いですね。

暴走族がコールを切るようなグリップポジションで、と説明しています笑笑

えび談

下半身についてはニーグリップ、とよく言われるかと思いますが、初心者の方は勘違いしがちなのでこちらもご覧ください→【ニーグリップを抜け】初心者を脱却!ライディング講座 ⑤


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⑫-2 : 小指側を起点に

自然なフォームが出来ていれば95割は大丈夫だと思います。次にアクセルの開け方となりますが、これも具体例の前に基本的な所から…。

皆さん、普段アクセルを開ける際は手のひらのどこでグリップを回していますか?これを意識するとアクセルワークが格段と上達します。各々のフォームによるかと思いますが、基本は手のひらの小指側、グリップの外側でアクセルを開けます。

理由としては以下の通り。

  1. 身体の構造上
  2. ブレーキング中のブリッピング

: これは前述の結果でもありますが、斜めから包むようにグリップを握ると必然的に小指から握り込むような形となりますね。それと身体の構造上、肘から小指まで一直線上となっています。その為、肘と小指を起点とするとイメージとのギャップが少なく身体をコントロール出来るかと思います。なので小指を起点にリストを返すようにアクセルを開けると細かいコントロールが出来るようになります。逆に親指を起点とすると無駄な力が入り、ライディングのノイズとなります。

: シフトダウンする際にアクセルを開けて回転数を合わせる事でエンブレのバックトルクを打ち消すテクニックであるブリッピング(車ではヒール&トゥーと呼びますね)。初心者の方は少し難しいかと思いますが、スポーツライディングでは必須のテクニックとなりますので覚えておきましょう。まずブレーキング中に行うブリッピングはブレーキレバーを握りながらアクセルを開ける必要があります。そして、人によって異なりますがブレーキレバーを握るのに人差し指、中指を使わない人は稀かと思います。その結果、残りやすい小指起点としたアクセルワークが生きてくるわけです。

私は公道では中指一本ブレーキです。サーキットではコースや車種によって様々で、4本指時代もあります。

えび談

アクセルワークを意識すると、どうしても小手先のテクニックに頼りがちですが、やはり大事なことは基本となります。

次にワインディングでのアクセルワークについて考えてみましょう。


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⑫-3 : ワインディングでのアクセルワーク

大枠は【アクセルを開けろ!】初心者を脱却!ライディング講座 ③のアクセルの開け方と同じですが、おさらいも含めてもう一度。

“”いきなりスロットル全開!!は危険なのでゆっくりとアクセルを開けていく・・・。“”

はい、間違いです。勿論いきなり全開にせず徐々にアクセルを開けていく訳ですが、リアが滑るのを恐れてそろそろと探るようにアクセルを開けると、コロコロとタイヤは転がり速度は上がっていきますが肝心のタイヤに過重がかからずグリップ力が弱いままとなってしまいます。タイヤはしっかりと過重をかけ、潰して路面との接地面が増える事でグリップ力もトラクションも増して曲がる力が強くなる訳です。その為、特に初動は鋭く大きく開ける方がグリップ力が増して安定します

【アクセルを開けろ!】初心者を脱却!ライディング講座 ③

これは公道の走りでも重要なポイントです。特に昨今増えてきた大型バイクのビギナーライダーが陥りがちな落とし穴です。

凄く簡単に説明すると、アクセルを大きく開けてスロットルが全開となったとしても、回転が低ければピークパワーには足りていないので急発進することはない。つまりレスポンスが悪い状態といえます。逆にレスポンスがよい、と言いますがそれはスロットルの開度とエンジンの回転がバランスがよい状態だと考えましょう。

ここで公道でのワインディングを考えてみると基本的に低回転で走行しているかと思います。低い回転数に合わせてゆっくり探るようにアクセルを開けると、スロットルの開度とエンジンの回転がバランスがよい状態、つまり悪い意味でレスポンスが良くなってしまいます。上記に書いているように過重が乗らず無駄に速度だけ上がった、ギクシャクとした最悪のライディングとなります。

なので、回転数が低いワインディング時には大きくアクセルを開け、エンジンの回転数とのギャップを作り、タイムラグを生じさせる訳です。つまり、良い意味でレスポンスが悪い状態です。アクセルを開けた後、遅れてエンジンの回転数がゆっくりと上がってきてしっかりとタイヤの潰れを感じながら走る事が出来ます。私がよく言っている「アクセルワークでグイグイ曲がるダイナミックなワインディング(語彙力)」とはこの事になります。

大事なことはエンジンの回転数とスロットルの開度を理解するという事です。文字で書くと難しく感じますが誰でも体感している事です。特に高いギアで走ってみると分かりやすいですね。

まとめると、アクセル全開 = フルパワーではなく、回転数とのバランスを考えてあげる事が大事だという事です。


アクセルワークというと、ゆっくり丁寧なイメージがあるかと思いますが、それは高回転でパワーバンドを維持するサーキットでの走りとなります。回転数が低い公道での走りでは大きく鋭く開けた方が良く走れるんですよね。

それでは今回はこの辺で。

おつかレーニア!!

続編→【コントロール下に長く】初心者を脱却!ライディング講座⑬

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