【直線番長こそ最速?】速い人はストレートが速い

おはレーニア。えびです。

ライディング講座、とは違うと思うので”えびの呟き”カテゴリにて投下。

巷ではコーナーリングが下手な人や、ハイパワー車を揶揄して、「直線番長」なる言葉が存在しますが「サーキットでは直線番長であれ!」と私は思っています。

アクセル開ければ良いんじゃないの?バイクが速いだけじゃないの?、と思われがちですが少し違うんですね。限られたクローズドコースでトップスピードを出す事は非常に難しい。と言う事をつらつら書いていきますので、暇な初心者の方はマウントレーニア片手にお付き合いください。

こちらもどうぞ➡【目線はコーナーの奥に】初心者を脱却!ライディング講座①

その他の呟き➡【安全運転】生き残る方が安全運転。どこかで線引きしていませんか?

※本ブログの収益はマウントレーニアの養分と恵まれないTwitter峠の子羊ちゃんのサーキット道具費用となります。


① : 速い人の見分け方

私はレース観戦するのも好きですが、プロの練習走行や一般混同のフリー走行を観るのも好きです。プロや全日本ライダーの方々は神のような存在なので、勉強というより刺激になります。そんな中で、一番勉強になるのは「自分より少し速い人」の走りなんですよね。少し速い人の走りを見ると、自分の走りと何が違うのか分かりやすいのです。

神の方々は置いておいて、一般ライダーレベルでの速さの見分け方をお教えします。コースによりけりですが、広いサーキットだと全体を一望出来ない為、走行の全体像を見ることが出来ません。観戦組は色んなギャラリースポットで観戦する訳ですが、私は他人の走りを見る時はまずは「ホームストレート」だと決めています。そこで目星をつけて、確認したいスポットへ移動します。

何故、ホームストレートを観るのか。答えは簡単です。ホームストレートを観れば速い人か分かるからです。


② : ストレートが速い人は速い

もはや結果です。これだけです。ストレートが速い人は速いです。

排気量や車種によって最高速度は異なるので単純に速度で比べる訳ではなく、そのマシン、そのクラスでのトップスピードがある訳ですね(エイプレースで180km/hだす化け物もおりました)

えび談

よく峠や漫画ではコーナーで差をつけろ!といいますが、速い人かどうかはストレートの処理を観れば一目瞭然です。

非常に単純な話です。サーキットのストレートは長く感じますが、思ってるより短いのです。何故ならストレートの先には必ずコーナーがあり、クリアしなければなりません。またストレートの手前にもコーナーがあり、脱出速度でトップスピードは決まります。つまり、サーキットだからと誰でも簡単に速度を出せる訳ではないのです。

トップスピードを決めるのは最終コーナーの脱出速度とマシンの姿勢。そしてトップスピードまで出したマシンで第一コーナーをクリアするブレーキングとコーナーワーク。立ち上がり、トップスピード、進入が見れるホームストレートこそ、速い人の見分けがつく場所なのです。


③ : 直線番長を目指そう

ライディング講座のアクセル編でも書いたように、ビギナーの方はコーナーリングやブレーキングを頑張るより、アクセルの全開区間を多く取る方が速くなれますし、何より気持ちいいし、楽しいし、最高です。なので直線番長を目指しましょう。ブレーキングやコーナーワークはある程度のトップスピードを出せるようになってから練習しても遅くはありません。

むしろ、トップスピードをあげようとすると必然的にコーナーの立ち上がり重視の走り方となります。そして、第一コーナーのブレーキングの要求も高くなり、ブレーキングも上達します。

「トップスピードを上げたければ、コーナーを速くしろ。コーナーを速くしたければ、トップスピードを上げろ」という半分冗談、半分真理の言葉がある程、ライディングというものは全て繋がっているものなんです。

なのでトップスピードが上がれば走行全体のアベレージ速度も上がっていく為、どんどん上達してくはずです。なのでビギナーの方は「まずは直線番長を目指せ!」で御座います。

えびお

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