【アクセルを開けろ!】初心者を脱却!ライディング講座 ③

第3回テーマ【アクセルを開けろ!】

おはレーニア。えびです。

第3回で御座います。当初は走り出すまでの取り組みについて順番に書いていこうと思いましたが、走り出すまでに途方もない時間がかかる為、手っ取り早い内容とか書きたい事から書いていきます。(順番にやっていると確実に飽きる)

※本ブログの収益はマウントレーニアの養分と恵まれないTwitter峠の子羊ちゃんのサーキット道具費用となります。

前回➡【同一コンディションで走れ】初心者を脱却!ライディング講座②

前置き➡【目線はコーナーの奥に】初心者を脱却!ライディング講座①

えびの呟き➡【安全の証?下手の証?】みんな大好きアマリングについて


初心者の方から良く聞かれる質問。。。

「「ブレーキングポイントはどこですか?」」

しらん!!(粗品)

いやはや本当に多いです。レージングスピードに達していない人が他人のブレーキングポイントを基準にすると碌な事はない・・・。

まず、初めて走る方やまだまだビギナーの方へはブレーキは頑張るな!といいたい。理由は以下。

  • 君ら散るやん
  • ブレーキポイントは変わる
  • スピードレンジも変わる

タイムが上がればスピードレンジも上がり、相対的に求められるブレーキングレベルも上がっていきます。なので初めにブレーキを詰めても無駄無駄無駄無駄。また、ブレーキを頑張るよりアクセルを開けた方が何倍も速くなる!という事。勿論、ブレーキも大事ですがまずはスピードレンジを上げる事に注力しましょう。初めは無理をせず確実にクリアできるポイントでブレーキをかけていきましょう

➡︎【フロントブレーキの基本】初心者を脱却!ライディング講座⑰

なので今回のテーマは”アクセルを開けろ!” で御座います。

アクセルを開けると書きましたが、ダラダラ走る事ではないです。走行時の全開区間を多く取れ!という事です。まぁ、この事自体はよく言われるので知ってる方や聞いたことある方は多いと思います。私も走り出した時に真っ先に習いましたが、

どーすりゃええの

と思いながらもガムシャラに走りました。けど、それではダメなんですわね。きちんと考えなければいけません。しかし、難しく考える必要はないです。以下の当たり前の事を理解すればよいのです。

  1. アクセルの開け方
  2. コーナーリングは短く
  3. パーシャルパートを短く

③-1 : アクセルの開け方

“”いきなりスロットル全開!!は危険なのでゆっくりとアクセルを開けていく・・・。“”

はい、間違いです。勿論、いきなり全開にせず徐々にアクセルを開けていく訳ですが、リアが滑るのを恐れてそろそろと探るようにアクセルを開けると、コロコロとタイヤは転がり速度は上がっていきますが肝心のタイヤに荷重がかからずグリップ力が弱いままとなってしまいます。タイヤはしっかりと荷重をかけ、潰して路面との接地面が増える事でグリップ力もトラクションも増して曲がる力が強くなる訳です。

その為、特に初動は鋭く大きく開ける方がグリップ力が増して安定します。ゆっくりと開けるより鋭く開ける方がエンジンパワーもコントロールしやすいのです。詳しくはこちら➡【散らないアクセルの開け方】初心者を脱却!ライディング講座⑫

が!!!

慣れるまでは自分の中のマージンと相談してください。慣れてきたらアクセルを大きく鋭く開ける感覚を学んでいきましょう。あまりよくないですがリアブレーキ踏みっぱなしでアクセルを開ける練習とかしてました。


③-2 : コーナーリングは短く

よくコーナーリングスピードが云々と頭文字がDの某漫画のような事を言う人が多いですが、スピードより長さを重視すべきだと思います。実際にレーシングライダーはコーナーリングが非常に短いです(進入から立ち上がりまでが早い)。また意外とコーナーリングスピードって差が出ないのです。「おっ!意外と着いて行けるんじゃね?」と思ったのは束の間でコーナーからコーナーへ抜ける区間であっという間にグッバイバイ。

コーナーリングには一次旋回二次旋回があり、簡単にいうと一次旋回はフルバンクに向けたアクセルオフの区間、二次旋回は徐々にアクセルを開けていく区間。→詳しくはLet’s Google先生。特にこの2つの区間をどれだけ短く出来るかが重要です。サーキット走行ではフルバンクし膝をガリガリ削るのをイメージするかと思いますが、フルバンク時間を短くさっさとバイクを起こしてアクセルを開けていく走りがよいのです。

※コーナーリングについてもまた詳しく書きたいですね。


③-3 : パーシャルパートを短く

まずパーシャルってなんぞや?と思われるかと思いますが、簡単に言うと加減速もしない状態の事で御座います。公道での走りにおいては安定して一定の速度で走れる大事なテクニックですが、サーキットにおいては加速と減速で構成された走りが理想ですので、削除しなければならないノイズとなります。必要なパーシャルも勿論ありますが、初心者の方はパーシャルパートが非常に長いので、それを短くしてあげるだけでタイムアップにつながります。そしてこれは本人はなかなか気づきにくいので意識して走りましょう。


とまぁ、書いてきましたが初めてサーキット走る人はどのように走ればよいのかわからないと思います。なので初めはアクセルを開けスピードレンジを上げていくのが手っ取り早いのです。単純にタイムアップになり、スピードレンジがあがる事でブレーキングからのコーナーリングもよりレベルが高いものとなっていきます。

毎度の事ながら、実際走られる環境がスクールであれば講師スタッフになんでも聞いてください。その為にいるのですから・・・。

それでは今回もおつかレーニア!!

続編→【ムリ膝はやめろ】初心者を脱却!ライディング講座 ④

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