【何を求めるのか】バイクに乗るということ

おはレーニア。えびです。

バイクに興味を持って、バイクの免許を取って、バイクを買って、走りだす。一見当たり前の流れのように感じますが、身体的な理由、経済的な理由、技術的な理由でバイクに乗れない人、乗りたいバイクに乗れない人、そんな人がたくさんいるかと思います。

バイクに乗ることは全身運動で、数百kgの車体、数百馬力のパワーを扱うことは容易ではありません。また、数百万円のバイクも誰でも簡単に買える訳もありません。それは皆理解していて、自分が欲しいバイク自分が乗れるバイクを天秤にかけ、自分のバイクを選択しているかと思います。

その選択の中で、どうしても手が届かないバイク、それ以前にバイク自体に乗れない人も出てきます。バイクと付き合っていく事。その辺りのことについて、思うことを書いていきますので宜しければお付き合いください。

※本ブログの収益はマウントレーニアの養分と恵まれないTwitter峠の子羊ちゃんのサーキット道具費用となります。

こちらもどうぞ➡【目線はコーナーの奥に】初心者を脱却!ライディング講座①

前回の呟き➡︎【批判・批評】バイクのレビューについて


①:バイクに乗れる適性

法律上は小型/普通/大型自動二輪の免許を取得する事で、バイクで公道を走る事が可能です。「適性」という意味であれば免許を取得している事がバイクに乗れる一つの指標となり得るかと思います。

と建前を書きましたが二輪免許を所有している方はご存知かと思いますが、まー教習所の試験なんてザルもザルなんですよね。私のブログなのでスーパー偏見で申しますが、運転免許証をお手軽資格やお手軽身分証明書にするな。余程のことがなければ教習所を卒業できる現状はおかしいかと思っております。引き起こしもエンジンガード付きバイクで傾きも浅く明確な項目になっておらず(今は違う?)、低速ヘロヘロ運転で決まったコースをなぞるだけで合格として、そのまま公道へ。

だって君ら散るやんの餌食

バイクに乗りたい、と思うことは自由ですし身近な人であれば応援しますし、サポートもします。しかしながら、理解して頂きたいのは絶対的にバイクに乗れる適性というモノは存在するということ。すごい悪い言い方をすると、バイクに向いていない人もいるということです。

「バイクに乗りたい」という人で生活必需品として免許を取得する人は稀かと思います。結局のところ、バイクに乗るということは嗜好品の一種であり、極論無理して乗る必要はないのですね。トンカツ食った事がない人がトンカツ食わないと生きていけない!とは言わんでしょう。

しかし、それでもバイクに乗りたい!怪我をしてまたバイクに乗りたい!と思う気持ちは凄く理解できます。ならどうするのか。

練習するしかないだろう。


②:バイクに乗れるようになるには

練習すると言っても目指す所も違えば、各々の技量も違いますので一概には言えません。しかし結局のところ、バイクに乗るしかない訳ですね。色々調べたり、某レーニア卿のブログを読んだり(【目線はコーナーの奥に】初心者を脱却!ライディング講座①)と「どうすれば上手く乗れるようなるか」と考えるかと思います。しかし、そのレベルの下手くそ(失礼な奴)であれば兎にも角にも乗りましょう。結局のところ、バイクに乗れるようになるにはバイクに触れてバイクに乗るしかないんですね。

とは言ってもがむしゃらに公道を走ることは辞めておきましょう。だって君ら散るやん。調べるべきは身近でスクールや技能講習を行っている所がないか。何もサーキットでのスポーツ走行を目的としたスクールばかりではありません。場所も教習所を借りたり、意外と身近な所で行っています。バイクを引き起こすのも難しい、危険を感じるほどスムーズにバイクを動かせない、そもそもバイクに乗って楽しくない、そんな人は是非ともスクールに参加する事を推奨致します。

バイクに乗ることは楽しい。それを夢見て免許を取得して、結果楽しくない、楽しめない、そんな悲しいことある?バイクは本当に楽しい乗り物です。ただ「誰でも乗れるようになる」と綺麗事は言いません。下手くそな人、乗れない人が乗れるようになるには、お金も時間も身体を使うしかないんですね。


③:何を求めるのか

バイクに乗って何を求めているのか、それは人によって様々。しかしながら、バイクも一人で起こせない、流れに乗って走る事もできない。それにも関わらず改善しようともせず「誰かに助けてもらう」「下手くそでも一緒に走ってくれる人」と楽に解決しようとする悪癖はドブの匂い。大嫌いですね。死角だらけの癖に乗る資格はない。

私が嫌いなだけなら放っておきますが、公道を走る以上、他車両も歩行者もいるわけです。「上手くなろう」ではなく公道を走る以上、最低限の技量は身につけるべきで、そもそも義務だと思う訳です。そして、そのような人にスクールを紹介しても、多くは断りますね。「そこまでしたくない」と。ほらね、ドブの匂い。

私の知人で小柄な女性がいます。教習所を卒業したのですが、回転率重視の悪質な教習所で、納車の際に付き添いましたが酷い有様。信号がないバイパス道路を30km/hで走るのが精一杯。それでも好きで買ったバイクに乗りたい、走りたいという思いを曲げずに必死で練習し、時間をかけて人並みに乗れるようになっていきました。彼女も免許をとって10年経ちますが、今でも同じバイクに乗っており、無事故無違反で走り続けているようです。

私自身は体格には恵まれており、バイクに乗ることで不自由な思いをしたことはなく、乗りたいと思えるバイクに乗る事はできます。それでもモータースポーツの世界では技量も才能も圧倒的に足りませんでした。ただ一つだけ曲げなかった事は「速く走りたい」「レースに出てみたい」それだけです。フラフラッとたまに走る人が私より速いタイムをさっと叩き出して、予選も一人だけ一発死んで走ってるの?状態で、樋口野口福沢諭吉を引き連れて、身体もぶっ壊して残ったものは何か?と言われても何もなく。

結局のところ、彼女も私自身も金も時間も身体を使っても「そのように走りたかった」だけで、自分自身がバイクに何を求めるのか、それだけなんですよね。


勿論、

レーニア買う為の、足

えびお

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