【レーニア布教?】バイク用品のばら撒きについて

おはレーニア。えびです。

えび氏は時として不利益を被ってまで、バイク用品をばら撒く性癖があります。基本的には、私自身が使わなくなった道具を捨てるのも勿体ないので誰かしらに使ってもらえたらと思っております。

本来、ネットオークションや個人売買で少なからず利益を上げた方がよいでしょう。私もネットオークションはよく活用しますが、車種専用品以外は無償で知り合いに譲ったり、Twitter峠でばら撒いております。送料も基本的には元払いで、むしろマイナスとなっても無償でばら撒きます。別にそれに対して、男気だの、偉いだの、かっこいいから、だの考えてやっている訳ではありません。

噓です。ちょっと思ってます。

今回は特にテーマもありませんが、つらつらと思うところを書いていきますので、宜しければお付き合いください。

※本ブログの収益はマウントレーニアの養分と恵まれないTwitter峠の子羊ちゃんのサーキット道具費用となります。

こちらもどうぞ➡【目線はコーナーの奥に】初心者を脱却!ライディング講座①

前回の呟き➡【2020年】今年を振り返って

その他の呟き➡【楽しく走ること】えびとバイク


①:貧乏ライダー えび

私がモータースポーツを始めたのは18歳の頃。まだまだ峠小僧をしていた時期にサーキットへ誘われて、某ショップのスクールに参加させて頂いたのが始まりです。公道とは比べ物にならない刺激と、とんでもない化け物が住む世界に一日で魅了され、無事狂いました(家族が増えるよ!やったね!たえちゃん!)。

しかし、当時は地元から離れて大学生をしている身分。学費や生活費を奨学金で賄いながら、毎日バイトをしつつ、学業とバイク生活を両立させていました。そんな中でサーキット走行を行うには、走行代、タイヤ代、レンタカー代(トランポ持ってない)、移動費(車で4~5時間)、用品(タイヤウォーマー、その他備品)、いくら考えてもキリがない程、お金が必要です。

そこからは大学に行く時間が減り、バイトに行く時間が増え、だんだんと単位が足りなくなり、だんだんとお金が溜まり、それを走る為に費やす。出前のバイトでバイクに乗り、バイトが終われば自分のバイクで走りに出かける。死ぬ思いで入学した大学に行く事もなくなってしまいました。➡えび物語part④

ただ、その環境で稼ぐ事ができるお金は微々たるもの。

そんな環境の中で、助けてくれたのは周囲の方々でした。


②:前借りライダー えび

いくら働いても、必要最小限の走行費用で底をつき、ろくな装備も揃える事ができませんでした。バイクの車体を縛るラチェットベルトも、費用を抑える為にただのロープを買って、様々なノット(結び)を覚えていました。そんな走りをしていると、先輩が「これ使っていないからあげるよ」とホームセンターで1000円も出せば買えるラチェットベルトを譲ってくれ、それが本当に有難くて今でも身に染みる思い出です。

タイヤウォーマーもお下がりを譲って頂き、メンテナンススタンドも貸して頂き、タイヤ交換もサービスして頂き、ラップタイマーも、スペアホイールも、数える事ができないほど、皆に支えられて走る事が出来ていました。

その後、学業にも戻り、時間とお金が限られている中で、走り続けることが出来たのは本当に当時支えて頂いて方々のおかげです。

と感謝を伝えたい方々が大勢いますが、ある所で不義理をしたせいで中々足を運べないジレンマ・・・。


③:ばら撒きライダー えび

大学も卒業し、就職した後も本格的にモータースポーツを続け、変わらず稼いだお金を注ぐのみ。それでも環境の変化で、モータースポーツへの考え方、付き合い方も変わっていきました。

ある時、当時から「出世払いでいい」といって道具を頂いたり、えびのバイクを一緒に積んでくれたり、走りを教えて頂いて、非常にお世話になった方と食事をする機会がありました。当時のお礼として(全然足りないが)ご馳走しよう、と思ったところ「出世払いというのは、俺に返さないでいい。俺と同じ立場になった時に、若い子に同じようにしてあげて」と。

ぬれた。

ずっと自分の事で精一杯だったので、過去を振り返る事もなかった。色々振り返ってみると、やっぱり金なかったなぁ~と。

凄くいやらしい事をいうと、現在はお金に困らない程、稼ぐことができているので、ネットオークションで小遣い稼ぎするより、誰かに喜んでくれて、自分もいい気持ちになれるのが楽しいのです。

モータースポーツは楽しい。けどお金がかかる。それの支えに少しでもなれればと。

それが率直な気持ち。


送料着払いで、なけなしの千円札を財布から出す辛さ、身に染みています。そんな思いをするより、それでガソリンでも入れて走ってきて欲しい。

そして、その足でマウントレーニアを買ってきてくれたら、

それは私の勝ち。

えびお

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